昨年・今年の展覧会

忙しくて記せなかった記事を二つ。

昨年、10~11月にかけて東博で開かれていた新天皇即位記念の「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」に前後期とも行ってきた。前期の方が圧倒的な存在感で、「国家珍宝帳」や「螺鈿紫檀五絃琵琶」を鑑賞できた。比較的空いていたので、じっくり見られたがこれら2点だけは流石にゲキ混みだった。後期は「漆胡瓶」や「平螺鈿八角鏡」が見どころであった。こちらはスゴイ混みようで、入館するのに1時間待ちだった。正倉院の御物だけではなく、法隆寺など周辺の名品も見ることが出来たのだが、正直言って水増し感が否めなかった。ただ国宝と正倉院御物を並べて見ると圧倒的な完成度に「国宝よりも上の品々があるとは」と感嘆せざるを得ない。本来なら毎年開かれる奈良国立博物館正倉院展に行きたいのだが。。。

本年1月、国立西洋美術館で開かれている「ハプスブルク展」は受験のために仕事が休みになったのでやっと見てきた。こちらも西欧の名家の品々なので圧倒的な物量とこんなに飾るスペースがあったことに感心する。やはり本人たちの肖像画を飾る感じがリアルには把握できなかった。

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